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ネットとライブで地域情報発信! ~山形県鶴岡市松ヶ岡地区~

Yamagata1では、平成23年度山形県NPO活動促進補助事業で鶴岡市松ヶ岡のICT(情報通信技術)利活用促進をおこないました。その経過をご紹介します!
ネットとライブで地域情報発信事業!~山形県鶴岡市松ヶ岡地区~

 山形県がおこなう「やまがた社会貢献基金」では、協働助成事業(一般型)として、県政課題の解決に資する事業の企画・提案を募集し、採択された事業について補助をしています。
本サイトを運営するNPO法人Yamagata1では、平成23年度の募集された県政課題のうち、「ICT(情報通信技術)の利活用促進」に応募して採択されました。
やまがた社会貢献基金
「ネットとライブで地域情報発信事業」の内容
 山形県内では、全県的に急速なブロードバンド化が進められました。また、通信の高速化によりインターネットでの映像情報発信、モバイル系通信機器の普及によりTwitterやFacebookなど、世界的規模でICTの技術は日々進展をみせています。
 しかし、実際にどれだけの人がそのサービスを使いこなせるかと言えば、まだまだほんの一部の人にすぎません。特に若者の少ない過疎地域やブロードバンドが開通して間もない地域など、これからの利活用を促進するための支援が必要な地域は、多数あるのではないかと考えます。
 Yamagata1では、山形県内で、ノウハウがあればICTの利活用が促進されると期待できる地域において、情報発信の技術の具体的な支援をおこない、その事例を公開することにより他地域での普及を啓発します。
 採択後、独自のリサーチにより山形県鶴岡市松ヶ岡地区が候補に上がり、地区の方々との打ち合わせを経て、一年間松ヶ岡地区に焦点をあてて支援を行うこととなりました。本コーナーでは、その経過をご紹介します。

[山形県鶴岡市松ヶ岡地区の特徴]
松ヶ岡本陣
山形県鶴岡市羽黒町松ヶ岡地区は、現在55世帯が生活を営む小さな地区です。この地は、かつて武士達が開墾をして築き上げられました。開墾の歴史や文化を遺す「松ヶ岡開墾場跡」は、観光地として、また最近では映画村としても有名になりました。また、クラフトフェアやシルクプロジェクトなど、小さな地区とは思えないパワフルな事業を展開する地区でもあります。
 

Action1 ホームページで情報発信しよう
松ヶ岡の有志の方々により運営されてきた既存のサイトをリニューアルし、みんなで使えるサイトにしよう!松ヶ岡のことをたくさんの人に知ってもらおう!


1.事前ミーティング   7月24日
プロジェクトに参画する有志の方は、九人の芋侍(松ケ岡サツマイモ栽培グループ)のメンバーさん。リニューアルに向けて具体的な話し合いを重ね、できたのがこちら!


サイト更新講習会
2.サイト更新講習会   9月25日 10月15日
まずはメインで利用するメンバーを対象に、オンラインでサイトにアクセスし、更新する手法を学ぶ講座を2回開催しました。場所は、LANが使える公共施設が近くにないため、メンバーさんの自宅や松ヶ岡開墾場内をお借りしました。
情報の入れ方、ページの作り方、管理運営について実際に作業をしながら研修を行いました。

 


ブログで情報発信講習会
3.ブログで情報発信講習会   10月24日 11月19日
次に、地区の方々を対象にした、「ブログで情報発信」講習会を2回おこないました。リニューアルしたサイトに設置されたブログに、携帯電話のモバイル機能を使って書き込みをします。メール送信と同じ要領で簡単にできることに、みなさん驚かれていました。また、インターネットの活用やブログ情報発信が松ヶ岡地区の活性化とともに記録としても情報が保存できることなど、メリットなどを伝えしました。楽しみながらブログに更新できることを体験していただくことができました。
 


おまけ:情報をアーカイブする
 地区サイトを作る時、大切なのは「知らない人が見て、どんなところなのかがわかりやすい」こと、「地区の方々が楽しめる」こと。そのうち、「どんなところなのか」を今までの書籍を紐解きながらまとめるお手伝いをしました。開墾のはじまりから庄内柿誕生のヒミツなど、知る人ぞ知る松ヶ岡のすがたをWEB上で公開します。“情報”という財産を共有・アーカイブするには、WEBサイトは最適なのです。
Action2 ライブ配信に触れてみよう
Ustreamを使ったライブ配信の手法を見て、実際に体験し、機材があれば簡単にできることを体感しよう!松ヶ岡を世界中に映像で発信しよう!



「庄内クラフトフェア」ライブ配信
「庄内クラフトフェア」ライブ配信
1.「庄内クラフトフェア」ライブ配信   8月27日 8月28日
松ヶ岡の一大イベント「庄内クラフトフェア」が8月に開催されることを受け、講習よりも先に実践をしてみることになりました。(通常は4月開催でしたが、震災の影響で8月になったそうです)
 当日は松ヶ岡地区の方々はイベント実施で手があかないということで、おもにYamagata1のメンバーがUst配信を実施。地区の方には映像に出演してもらうほか、手があいた時に配信のようすを見て、どんなふうに行われているかを確認してもらいました。
 出演してくださったみなさま、ご協力ありがとうございました!

Ustreamで配信した映像はこちら
  Ustream
 



ライブ配信講習会
2.ライブ配信講習会   12月17日
 先に実施したライブ配信を振り返りつつ、ライブ配信に必要な機材や環境、その手法などを講習しました。実際にUstreamを使ってライブ配信を開始、どのような流れで配信されるのか、編集はどこまで可能かなど具体的なところまで体験していただきました。
 



Action3 これからを考える
 2012年2月19日、サイトのリニューアルとその利用、ライブ配信技術の習得に焦点をあてて実施した一年間の事業を、Yamagata1と松ヶ岡の方々でふりかえりました。事後報告会では「ブログをさらに活用・活性化させたい」、「ライブ配信をしっかり習得したい」などの前向きな感想が聞かれました。その一方で「更新者・担当者の定着化が必要」、「地区の方々へのさらなる周知が必要」などの課題も出ました。


これからを考える
[感想](抜粋)
  • 仕事で誰かに紹介するときなどにWEBを活用するので、そういう時に利用できそうだ
  • 松ヶ岡どっとネットにもイベントのお知らせなどを載せたほうが良いと思った。ネットで見たというお客様がよく来るので重要だと思う。
  • 松ヶ岡の紋の由来などを知りたいと思った。地域の人が普通だと思うことでも外の人には興味深い。
  • ターゲットをこれから絞るとより効果的になるかも
  • 地区の方々にどのようなメリットがあるか、持続するためのモチベーションにつながるので明確にしておくとよい
  • 「見て楽しい」が一番大事
  • サイト運営だけで負荷がかかると大変なので、負担のない範囲で。しかしたまにサイトのための打ち合わせがあると良い
 

これからを考える
[これからの要望](抜粋)
  • ブログを活性化させたい、目立つようにしたい
  • 地域住民と(WEB発信を)やりたい人の距離を縮めてほしい
  • 地区と関係のあるサイトともリンクしてほしい
  • 松ヶ岡の歴史を知らない人がたくさんいるので知ってほしい
  • どのくらいの頻度、アクセスがあるかなど閲覧者の関心度がわかるとよい
 
[これからの課題](抜粋)
  • 技術面の担当者が必要
  • 更新頻度をどのように上げていくか
  • イベント(クラフトフェア)のライブ配信を毎年おこないたいが人手が足りない
  • 閲覧者(ファン)との交流をどのようにしていくか


この話し合いを受け、Yamagata1では、来年度も可能な限りライブ配信やサイト運営のお手伝いをさせていただくこととしました。新サイト「荘内藩士による開墾地 松ヶ岡」はまだ始まったばかり。これから、さらに手をかけて育てることで、新たな利活用が生まれ、地区内外の方々に愛され親しまれるサイトへと成長していくことと期待しています。
松ヶ岡のみなさん、一年間ありがとうございました!そしてこれからもよろしくお願いします。
また、このような事業を「やまがた社会貢献基金」によって実施できたことを深く御礼申し上げます。
このページを最後まで読んでくださったみなさま、ありがとうございました!

2012年3月 NPO法人Yamagata1メンバー一同
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