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秋のやまがた・街道紀行(2006年10月)

 
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> 特集2006.10月 歴史と自然の街道散策 秋のやまがた・街道紀行 
 
 


六十里街道を歩く | やまがたのおもな街道 | 街道イベント情報
現在のように、自動車もなければ舗装された道路もない時代、古来の人々は草木を切り開きながら「道」を作り、長い年月をかけて歩き続けました。やがてそこには「街道」が整備され、その周囲には茶屋や宿場などのやすらぎの場が生まれました。
今回は、秋の紅葉の気配を感じさせる六十里街道をご紹介します。街道地図やイベント情報も必見です!
 

六十里街道

山形から月山を経て鶴岡へ抜ける街道で、青そ・たばこ・海産物などの運搬や往来のほか、湯殿山参拝や参勤交代などで賑わいをみせました。戦国時代には山形城主の最上義光が庄内に進攻する時に通った街道でもあります。
今でも至る所に繁栄の軌跡があり、出羽三山参詣客が訪れる西川町では、長い間土の中に眠っていた石畳で続く街道跡を発掘し、復元を進めています。現在では街道トレッキングコースとして周囲の自然と歴史の軌跡に触れながら散策することができます。



(取材協力/西川町)
 
 
         
 
西川町職員の方が案内人になってくれました。月山を眺めながら、出発!
 
まずは国道沿いで停車。ん?大きな石。これは、石製の道路標識「追分石」。
 
「左大井沢、右湯殿山・庄内」。旅人はこれを目印にしてたんですね。
 

車を数分走らせ山の中へ。「旧六十里街道」のはじまりです。
 
         
 
2人並んでちょうどよいくらいの狭い道。木々の緑と静寂が気持ちいい!
 
寒河江ダムの底になる村から集めた神体が。石塔にある字を読むとリアル。
 
弓張茶屋跡。小さな茶屋と大木があり、往来時の休憩所だったところです。
 
当時の地図にも名前が。(米沢市立米沢図書館蔵『岩瀬家文書(絵地図) 』より)
 
         
 
街道は次第に細くなり、山道を登っていきます。昔人になったような気分。
 
疲れを感じないのは、周囲に緑があるからかもしれません。木漏れ日が爽やか。
 
「弓張平公園」を通って次の入り口へ。復元された石畳が続きます。
 

左志津、右四ツ谷。これは復元されたものですが、山中では大きな石が大活躍。

 
         
 
発掘された石畳。土がやわらかい山道ならではの知恵です。
 
途中に川があると、こんな細い板で渡ります。ちょっぴりスリリング!
 
これが五町(1里=6町)を示す「町石」。昔の人は、縄で距離を測っていたそう。
 

しばらく行くと二町石が。石を彫るのに簡単な「丁」にしたそうです。

 
         
 
途中で、石塔を動かす作業に遭遇。動かすだけでも大変な作業。お疲れ様!
 
通り抜けると志津温泉。昔はこのように……。(米沢市立米沢図書館蔵『岩瀬家文書(絵地図) 』より)
 
今も旅館の立ち並ぶ志津には、五色沼と複数の石塔が。当時の面影がここにも。
 

信仰心と、歴史と、自然と…多くのものがここにありました。六十里街道は、まだまだ続きます。

 
         

六十里街道と月山の麓西川町は、山形から酒田へ抜ける主要道路として古くから栄えてきました。時代の流れの中で、湯殿山参詣客を迎え、戊辰戦争時には本道寺伽羅を焼失(1868年)、そして昭和51年には寒河江ダムを造るため、村をダム底に沈めるなど、数々の激変を経て現代へと続いてきました。
六十里街道の散策は、そんな歴史を垣間見ながら昔へと思いを馳せる旅路。あなたもぜひ、解説を聞きながらのトレッキングに訪れてみませんか?

お問合せは 月山朝日観光協会(西川町産業振興課内)0237-74-4119
 
 


山形を通る街道は、おもに羽州街道、羽州浜街道、六十里越街道、作並街道、笹谷街道、山中七ケ宿街道、米沢街道、二口街道、四ツ谷街道などがあったとされています。



 
 

 会津西街道から北上し、檜原峠を越えて米沢へ出る道。いつ整備されたかは不明だが、天正18年(1590)、豊臣秀吉が北条氏のたてこもる小田原城を包囲した時、伊達政宗もこの街道を通って参陣したと言われている。近世初頭以来、何度か道筋を変えたが、寛永4年(1627)に檜原峠を越える道が米沢街道となった。主要宿駅のひとつであった熊倉では、六斎市(毎月6回開催する市)が開かれていた。
 

 福島の北方桑折(こおり)で奥州街道より分かれ、山中七ケ宿街道を通り、上山・山形・新庄・秋田・弘前の主な城下町を結んで青森に達する道。
 天童・六田・宮崎・楯岡・本飯田・土生田の宿場は、六ケ宿と呼ばれ、大名行列や巡礼者で賑わいを見せた。
 
 
 

 奥州街道から分かれ、小坂峠を通り、その山腹にある上戸沢・下戸沢から湯原までの道程。仙台潘領に属し、16世紀には宿駅が既に設けられていたが、参勤交代の制度が整う寛永末年に一層の発展をみせた。出羽国最初の宿場である楢下など、今でもその面影を残す。
 

 越後と出羽を分ける鼠ヶ関は、昔の“念珠ケ関”であり、羽州路へ出る日本海側の入り口にあたる。
 寛文12年(1672)に西廻海運が整備されると、紅花や青そなどの運搬を主とした港湾商業が発展し、上方文化の影響を受けながら賑わいをみせた。

参考文献「日本の街道Ⅰ風かけるみちのく」集英社刊


 
 

出羽の古道 六十里越街道  広域連携フォーラム

古来から山岳信仰の道として愛され続けた出羽三山。その要路である六十里越街道の存在を、現代において、もう一度問い直してみませんか。2日間にわたり、2市町交流トレッキングや交流会、多彩なゲストを招いてのフォーラムを開催します。

2市町村交流トレッキング   11月4日(土) 13:00?16:00
  集合場所:弓張平公園パークプラザ  参加費:無料  

六十里越街道 交流談義   11月4日(土) 17:30?19:30
  会場:志津地区「ほていや」  会費:お一人様3,000円  

六十里越街道 交流談義   11月5日(日) 9:00?15:00
  会場:西川町開発センター大ホール  参加費:無料

※詳しくはお問い合わせください。  

(お問い合わせ・お申し込み)
西川町総務企画課
TEL:0237-74-2112 FAX:0237-74-2601



六十里越街道紅葉トレッキング
     〈マイタケ料理と語りべ〉


紅葉のブナの中を歩き、ピアノの調べを聴きながら、ゆっくりとした時間を過ごしてみませんか。マイタケ料理と語りべを聞き、秋の夜をお楽しみください。

【開催日】10月21日(土)
【場 所】鶴岡市朝日地区 鶴岡市田麦俣
【参加料】5,000円(ガイド料・保険料・ピアノコンサート・マイタケ料理・語りべ)
【持ち物】雨具・昼食・タオル・着替え・水筒・山歩きのできる服装と靴
【コース】仙人沢?田麦俣
※申し込み期限は10月14日(土)まで

(お問い合わせ)田麦荘
TEL:0235-54-6328 FAX:0235-54-6258



 
大根祭りと六十里越街道ヒーリングトレッキング

1200年前の古代から人々が行き交い様々な時代の面影を残す「六十里越街道」の秋のトレッキング。写真家の斎藤政広さんから『ブナの森のお話』をお聞きしながら秋のブナ林をゆっくりと歩いていきます。 
トレッキングのあとは湯殿山スキー場で開催される「大根祭り」に参加して、高原のみずみずしい大根でつくる料理をたっぷりとお楽しむことができます。

【開催日】10月22日(日)午前8時30分?午後5時
【場 所】鶴岡市朝日地区 湯殿山スキー場

(お問い合わせ)湯殿山観光開発公社
TEL:0235-54-6450




情報提供/
やまがた観光情報サイト「やまがたへの旅」

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